2004年07月25日

THE WHO LIVE VOL.2

 ステージにロジャーとピートが表れた瞬間、会場は一気に盛り上がる。僕もその瞬間をしっかりと脳に刻み込む。「I CAN'T EXPLAIN」のイントロが始まり歴史的なTHE WHOの日本での初めてのライブが始まった。

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 ロジャーがマイクを振り回す。ピートが腕を振り回す。それだけで会場が盛り上がる。二曲目、「SUBSUTITUTE」のイントロを聴いて僕は失神しそうになる。子供の頃から何千回と聴いてきた曲を今、初めて生で聴いている。そう思うだけで感無量だ。
 最初のクライマックスは、「BABA O'RILEY」のシンセのループ音が響いた時だ。鳥肌がたつ。ディストーションのかかったジョンのベースの音に慣れているからあまり聴こえてこないベースの音に、やはりジョンが生きていればと思ってしまう。 最初は緊張気味だったピートのギターものってくる。すごいよ。ピートのギター、やっぱりすごい。全然、衰えてなんかいない。ロジャーものっている。歌いながら微笑むロジャーの顔を見ていると、それだけで感慨深くなる。
 これは伝説のバンドなんかじゃなく現役バリバリのバンドだ。キース・ムーンに直接ドラムを教わった、リンゴ・スターの息子、ザック・スターキーのドラムスもすごい。まるでキースが叩いているかのような錯覚を起こさせるそのドラミングは本当にすごかった。そこにはちゃんとキースの魂が宿っていた。

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 「WHO'S NEXT」と「四重人格」の曲ではさらに演奏がヒートアップする。THE WHOの本気のライブに観客も本気で答える。「愛の支配」でのロジャーのヴォーカルに鳥肌がたつ。海外ではこの曲が終わると、スタンディング・オベーションでロジャーを称える。「MY GENERATION」が始まる。外国人の客が踊り狂っている。涙があふれる。
 ふと空を見上げると、空高く飛行機が飛んでゆくのが見える。僕は今、THE WHOのライブを見ているのだ。「無法の世界」が始まる。間奏のシンセのループ音にすべて身を委ねる。いろんな思い出が蘇る。ザックのフィル・イン。そしてロジャーの魂の叫び。涙がとまらない。こんなすごい演奏をされたら、その場に立ちすくむしかないじゃないか。やはりTHE WHOってすごいバンドだったよ。
 演奏が終わり、メンバーがステージ中央に集まる。最上級の拍手と感謝の気持ちで演奏を称える。メンバーがステージを去る。観客の興奮は収まらない。自然にアンコールの拍手が起こり会場がさらに一体化してゆく。メンバーの再登場に会場が揺れた。

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 アンコールは、「ピンボールの魔術師」で始まった。あのピートが弾くイントロのカッティングが会場に響く。あのすごい音を今、生で聴いている。ピートすごい。「トミー」の曲が続く。「スパークス」でバンドの演奏が最高潮に達する。そしてラスト、「SEE ME FEEL ME」だ。

 終わった直後は放心状態だった。全身全霊で一曲、一曲に集中したからヘロヘロだ。痛いほどに喉が乾ききっている。水がこんなにもおいしいと感じたのは久しぶりだ。僕は椅子に座り込んで夕闇に染まり始めた空を見上げながらライブの余韻に浸っていた。
posted by 慈音 at 21:26| Comment(3) | TrackBack(1) | THE WHOを見たんだ! | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
はじめまして。私も行きましたよ!勿論THE WHO目当てで!それにしてもWHOへの愛がひしひしと伝わってくる良いレポですね。読んでいて私も昨日の感動がまた蘇ってきました。オープニングのI Can't explaine〜Subsutituteの流れだけで失神しそうでしたもん(笑)。では。
Posted by NAKANO at 2004年07月25日 22:52
お疲れ様でした。
渾身のレポですね。
これだけ熱く語れるバンドがあるってのは羨ましいですね。
Posted by たろ at 2004年07月25日 23:23
NAKANOさん、はじめまして。
僕は、「SUBSTITUTE」のイントロ聴いただけで
もう駄目でした(笑)

たろさん、おはようございます。
行って来ましたよ。しっかりとTHE WHOのライブを
心と肉体に刻みつけてきました。
今日もまだ疲れ切っています。
Posted by 慈音 at 2004年07月26日 10:36
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ミュージカル トミー
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