2004年01月15日

「表現」する事。

 誰かに自分の事をわかってほしくて、どうしたらいいか、あれこれ考える。話しをする。手紙を書く。メールする。詩を書く。歌を作る。小説を書く。写真を撮る。歌う。楽器を演奏する。演技をする。俳句を詠む。料理を作る。絵を描く。セックスする。

 話すのが苦手な人もいる。電話が苦手な人もいる。手紙なんか書いたこともない人もいる。だけど、自分の事を伝えたい。だから試行錯誤を繰り返す。悪戦苦闘の日々の中から、自分を伝えるのに最良の手段が見つかる・・・とは限らないけれど、それでも詩に思いをこめる。歌に思いをこめる。小説に幸せになるための鍵を隠す。誰かを演じる事でそれぞれの思考と感情を導く。そのすべての行為が「表現」する事だと思う。

 表現とは本来、もっとも個人的な自己認識の手段だと思う。伝えたい事があれば表現し続ければいい。難しそうだけど、簡単な事。自分の気持ちに正直になればいい。

 「初恋のきた道」という中国映画がある。村の小学校に赴任してきた若い教師に主人公の女の娘は恋をする。ろくに話す事も出来ずに、それでも想いは大きくなるばかり。そのもどかしさや一喜一憂の恋心を娘は料理で表現する。自分の切ない気持ちを料理に託すのだ。料理をしている時の娘の生き生きした顔はすごく素敵だった。

 人それぞれの「表現」があるはずだ。
posted by 慈音 at 01:22| Comment(0) | TrackBack(1) | cinema drive | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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Excerpt: 慈音さんのblog「koe・・・」の「表現」する事。を読んで思い出した光景。 小学6年のとき、必修クラブでバドミントンをしていた。 授業の一環だったので、その時間は4〓6年が入り混じって活動することに..
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Tracked: 2004-01-17 18:39