2004年01月07日

さらば青春の光

 去年、大好きな英国のロック・バンド、ザ・フーの1973年発表のアルバム「四重人格」を映画化した「さらば青春の光」がDVDになった。買おう、買おうと思いつつも、どこにも置いてなくて、年末に中野ブロードウェイの中の小さなお店でやっと見つけて買った。映画自体はもう何百回も見てるけど、やはりDVDになったと聞いて欲しくなった。
 主人公ジミーのどうしようもない生活と僕自身のどうしようもない生活を重ねて、見る度に落ち込んだ。やっぱヘヴィだよな。どうしようもない性悪女、ステフの事が好きで、でも気持ちが煮えきれなくて、ぐちゃぐちゃになっていく所なんかも自分の恋愛と重なって、痛々しかった。でもステフっていい女だよなあ・・・。 演じているのはレスリー・アシュという当時19歳の女優。これが暗い映画の物語の中で一人輝いているんだよなあ。初めて見た時、一目惚れしたのは言うまでもない話だ。今思えばその頃好きだった娘はステフっぽい娘だった。
 僕がこの映画を見る時、ストーリーや全編で流れるザ・フーの曲やジミーの心情に惹かれて見てしまうのは当然の話だが、それとは別にステフという女の娘に会いたくて見てしまうという気持ちもある事は確かだ。
 1999年の夏、パルコ調布キネマで初めてでっかいスクリーンで見たステフはやっぱり素敵だったよ。演じたレスリー・アシュは今も女優を続けていて、かなり変わってしまった(年もとったしね)。最近の写真を見た時は、「これがあのステフか!」と絶句(ちと大げさ)してしまったよ。ごめんね、レスリー。でもね「さらば青春の光」の中のステフはね、いつ見てもあの頃のままでいつまでも僕の胸をキュンと切なくさせるんだ。

ステフステフ(レスリー・アシュ)
posted by 慈音 at 00:26| Comment(2) | TrackBack(1) | cinema drive | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
初コメントっす。
見てなかったら、いつのまにか結構更新しとった
んやね。失礼しやしたぁ。

夏頃、チャットで知り合った男(24歳)にフーを
聴かせたら、衝撃を受けたみたい。そりゃそうだ。
あんなバンドいないもんな。オレも久々マキシマム
R&B(30周年の時のビデオ)見て笑ったよ。なんだ、
このドラム!ふざけてんのか(笑)。
こんなバンドになりたい。ふざけてるようで、真剣。
甘いようで苦い。

ジミーは突き落としたヴェスパを押しながら、夕暮れ
のブライトンで何を想っただろう。
あれからジミーはどんな人生を送っただろう。
若さにしがみつくことが最良の選択ではない。
今だからできることがあるのさ。

 失意の歌は捨てて 誇らし気なルールも捨てて
 相変わらずダメなヤツでいようぜ
                by 山口 洋
Posted by ヤマモトベーカリー at 2004年01月12日 10:52
コメントありがとう。
自分以外の人間の事を本当に理解する事は難しいと思うんだ。その人が何を考えているかを知ることは到底不可能な事だと思う。ジミーの気持ちもわからないし、ステフの気持ちもわからない。でもその人のことやっぱ知りたいと思うんだ。だからこそ僕は何回も何回も繰り返し「さらば青春の光」を見るんだと思う。僕は相変わらずダメなヤツのままだよ。
Posted by 慈音 at 2004年01月12日 15:49
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