2004年11月23日

偶然の祝福 / 小川洋子(角川文庫)

 初めて読んだのは、「ホテル・アイリス」だった。その物語にももちろん熱中したが、その綺麗な文章にもはまった。
 小川洋子の書く文章は本当に綺麗だと思った。一切の無駄がなく緻密に構成された文章を読むのは本当に心地よいのだ。
 この、「偶然の祝福」は一人の小説家の女性を主人公にした七つの短編からなる連作小説である。
 さり気ない出来事でもある種の緊張感を持たせてあって、読んでいてだらける事がない。物語に自然に入っていて、読み終わった後はいつも不思議な感覚に包まれている。
 その不思議な感覚を説明するのは難しい。でもその感覚を僕が大好きだという事は確かな事実である。

偶然の祝福
posted by 慈音 at 19:22| Comment(2) | TrackBack(1) | 慈音書房 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
こんにちわ。おひさしぶりです☆
>一切の無駄がなく緻密に構成された文章を読むのは本当に心地よいのだ。
すごくよくわかります。私も小川洋子さん好きです。この作品は残念ながらまだ読むことができていないのですが。。
綺麗な文章という点では川上弘美さんも私のオススメです(*^-^*)
Posted by りょう at 2004年11月25日 23:32
りょうさん、こんばんは。
この本はオススメですよ。いい本でした。
川上弘美さんは読んだ事がないのですが、
この、「偶然の祝福」の解説はその川上さんが
書いているのですよ。
Posted by 慈音 at 2004年11月26日 20:35
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「偶然の祝福」小川洋子
Excerpt: 小川さんの作品は「中編」くらいが一番好きかも。「短編」は短すぎる気がする。 でも、この短編集は良かった。小川さんにしてはちょっと心温まる作品が集まっていて。特にこれは主人公が「小説家」だし、「え? ..
Weblog: 凪??小説・写真サイト??
Tracked: 2005-03-27 23:42